雨天炎天 by村上春樹

雨天炎天　ギリシャ・トルコ辺境紀行
by村上春樹
ギリシャ・トルコということで　勧められて読んだ本
ギリシャ・トルコには　地球の歩き方を片手に旅したもので
村上春樹氏のエッセイというので　まあ読みやすいかなと。。。

私にこの本を勧めた人は「思ったよりも大したものではなかった」と
言っていたけれど
私は　墓参りに行く単線の電車の中で　下り電車と上り電車の待ち合わせなどの時間にも
読んでいたので、退屈しのぎにちょうどよかった。

まあ　私たちの地球の歩き方に　迷わせられた旅の方が
ずっと　語ることが多いと思った。
新しいバスターミナルができたことを知らずに　古い情報のまま
ずっと来ないバスを待っていたこともあった。

地球の歩き方に乗っているような小さな宿で
バスタオルを盗んだ疑いをかけられて
せっかくつめた荷物を　全部出せ！とおばちゃんに言われたこともあった。
（そう　この頃はキャリーバックではなく　バックパックだったのだ）
Kが「これは言われた通りにしたほうがいいよ」と言って　言われた通りにした。
宿の若い女性は　疑っていなくて、しょうがないわという顔をしていた。
同じ時に泊まっていた年配の白人夫婦が　間違えて持っていったのだと思う。
そこには　同じようなバスタオルがかかっていたのだし・・・
まあ　わからないけれど、私たちでなかった。

そーんな　ことを思い出すきっかけになった本でした。


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